いきさつ
うちのキャリイ、車検からオイル交換していなかったのですが、エンジンが振動してきて、流石にマズいということで、オイル交換。
JA1 トゥデイ XTiとJA4 トゥデイ Tfに乗っていた時は、ずっと自分でオイル交換していたんですが、GD1 フィット以降からはディーラーでやってもらってました。
しかし、キャリイは貰い物だし、出費を抑えたいので、久々に自分でやってみることに。
準備
![](https://i1.wp.com/caciocavallo.jp/wp-content/uploads/2019/05/carry_201905_oli-2.jpg?fit=1024%2C768&ssl=1)
こちらがF6Aエンジンのオイルパン。
底に付いているボルトのところがドレン。
このボルトを緩めて古いオイルを抜きます。
![](https://i0.wp.com/caciocavallo.jp/wp-content/uploads/2019/05/carry_201905_oli-1.jpg?fit=1024%2C768&ssl=1)
こちらは、運転席の座面を外すと出てくるオイルフィラーキャップ。
右に見えている細いリングがオイルゲージ。
ボンネットにエンジンがある車種はフィラーキャップがエンジンに直付けですが、キャリイは荷台下にエンジンがあるので延長されてます。
パワステもエアコンもないので、ベルトはVベルト一本(笑)
おかげでエンジンの吹け上がりは鋭いです。
使用工具など
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こちらがオイル交換に必要なものの一部。
あとはメガネレンチやウエスなどを用意しました。
今回は、近所のカインズホームで揃えました。
カー用品店だと、結構高いんですよね…
白い箱は、廃油処理ボックス。
中は、吸収剤が袋に入って詰め込まれてます。
オレンジ色の小さい箱がオイルエレメント。
今回は、ユニオン オイルエレメント S1を。
エレメントの横には、ドレンパッキンがあります。
スズキ車用の内径14mmのものです。
黄色いハンドルのものは、チェーンレンチ。
この工具、太いものを回すのに便利。
今回は、オイルエレメントも交換するので、その際に使用します。
本来はオイルフィルターレンチなる工具がありますが、わざわざ専用工具を用意するのは勿体無いので、今回はチェーンレンチを使います。
エンジンオイルは、カインズ 軽自動車用エンジンオイル SN 5W-30 3L。
色々種類がありますけど、ぶん回して走るわけでもないし、安いオイルをこまめに交換する方が良いかなと。
白いジョーロは、新しいオイルを注ぐためのもの。
正式名称は、オイルジョッキ。
これは古河薬品工業の2Lのものに、ロングノズルを取り付けてます。
オイルを抜く
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作業開始です。
まずは、フィラーキャップを開けます。
空気の入口を確保しないと、古いオイルがなかなか出てきません。
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廃油処理ボックスをドレンボルトの下に置きます。
ドレンが横に空いている車種はオイルが横に飛んできますので、真下よりちょっとズラしたほうが良いです。
廃油を受ける用意ができたら、ドレンボルトを緩めます。
廃油で手がベトベトなので、オイルが出ているところの写真はありません(笑)
![](https://i0.wp.com/caciocavallo.jp/wp-content/uploads/2019/05/carry_201905_oli-6.jpg?fit=1024%2C768&ssl=1)
オイルが全て抜けるのを待っている間に、ボルトを綺麗にして、新しいパッキンを付けておきます。
2枚入ってますが、使うのは1枚だけです。
![](https://i1.wp.com/caciocavallo.jp/wp-content/uploads/2019/05/carry_201905_oli-7.jpg?fit=1024%2C768&ssl=1)
オイルが出切ったら、ドレンボルトを付けます。
しっかり締め付けておきましょう。
本来は、トルクレンチが必要なところですが…
エレメントを交換しなければ、このあと新しいオイルを入れます。
エレメント交換
![](https://i1.wp.com/caciocavallo.jp/wp-content/uploads/2019/05/carry_201905_oli-8.jpg?fit=1024%2C768&ssl=1)
エンジンのドレンボルトの反対側にオイルエレメントがついてます。
円筒形のものがソレです。
オイルを抜く時と同様に、廃油処理ボックスをエレメントの下に置きます。
![](https://i0.wp.com/caciocavallo.jp/wp-content/uploads/2019/05/carry_201905_oli-9.jpg?fit=1024%2C768&ssl=1)
チェーンレンチをかけて、エレメントを外したところ。
古いオイルで汚れてますので、パーツクリーナで掃除しましょう。
![](https://i2.wp.com/caciocavallo.jp/wp-content/uploads/2019/05/carry_201905_oli-10.jpg?fit=1024%2C768&ssl=1)
新しいエレメントを取り付けました。
エレメントをつける前に、パッキン部分にエンジンオイルを塗っておくのをお忘れなく。
パッキンがオイルで滑って、エンジンとキッチリ密着します。
チェーンレンチだと、エレメントに傷や凹みができちゃいますね…
やはり、専用のオイルフィルターレンチを使ったほうが綺麗に付きます。
新しいオイルを注ぐ
![](https://i1.wp.com/caciocavallo.jp/wp-content/uploads/2019/05/carry_201905_oli-11.jpg?fit=1024%2C768&ssl=1)
オイルフィラーから、ジョッキでオイルの量を測りながら入れていきます。
今回は、2.6Lくらい入りました。
エレメントを交換すると、エレメントあたりから抜けた分もありますので、少し多めになります。
オイルゲージで規定範囲内の量が入ってればOK!
入れすぎるとシリンダーにオイルが回ったりして不具合の原因になりますし、少なすぎるとオイルが減った時のマージンがなくなってしまいます。
多すぎず少なすぎずくらいが丁度良いです。
フィラーキャップを閉めて、エンジンをかけます。
しばらく回したら、もう一度オイルゲージを確認します。
最初の量よりも少し減りますので、もし少ない場合はオイルを追加します。
これにて、オイル交換完了!
まとめ
- 所用時間 約30分 (写真を撮ったりしてたので、本来はもっと早くできるはず)
- 費用 ¥3,200 (一部工具など含まず)
- 軽トラはジャッキアップしなくてもオイル交換できるので、とってもラク!
ジャッキアップする時は、必ず馬を噛ませましょう。車の下敷きになりますよ。 - オイルエレメントを交換するなら、専用工具を使ったほうが良い。
- エンジンオイルは、こまめに交換するに限る。